About cotton-story

cotton-story は、日本語で書かれた小さな物語と、その奥で作動する見えない構造を紹介する文芸WEB媒体です。

私たちは、物語を「わかりやすさ」だけで評価しません。
むしろ、異物、ズレ、反復、欠落、読めなさ、観測によって、人物の認知や関係性、読者の位置が少しずつ変化していく作品に注目します。

ここでいう「構造」とは、難解さや理屈のことではありません。
作品のなかで何かが繰り返されること。
語られないものが残ること。
見ているつもりの人物が、いつの間にか見られていること。
関係性の重心が、ほんの少しずつ移動していくこと。
そうした、物語の奥で静かに動いている力のことです。

 

私たちが読むもの

cotton-story が探しているのは、単に奇妙な作品ではありません。

不思議な設定や変わった語り口そのものよりも、その異物や違和感が、作品の内部でどのように働いているかを重視します。

たとえば、次のような作品です。

・日常に入り込んだ異物によって、人物の認知が変化する作品
・反復によって、言葉や出来事の意味が少しずつ変わっていく作品
・欠落や沈黙によって、読者の読み方が揺らぐ作品
・読めなさそのものが、作品の中心にある作品
・観測すること、観測されることによって、関係性や立場が変化する作品

説明しきれる作品よりも、読み終えたあとに、読者の中で何かが動き続ける作品を歓迎します。

 

掲載について

掲載作品は、日本語本文を中心に紹介します。

あわせて、英語タイトル、英語サマリー、作者プロフィール、Web / SNSリンク、編集部コメント等を掲載する場合があります。

cotton-story は、日本語で書かれた作品を、日本語圏の読者だけでなく、英語圏の読者にも見える形で紹介することを目指しています。

 

英語サマリーについて

英語サマリーは、作品をすべて説明するためのものではありません。

作品のあらすじを簡潔に示しながら、その作品の中でどのような構造が動いているのか、英語圏の読者が入り口を見つけられるようにするためのものです。

 

編集部コメントについて

編集部コメントは、作品の意味を決定するものではありません。

私たちは、作品を一つの答えに閉じるのではなく、読者がどこから読み始められるか、どのような構造が作品の中で作動しているかを示すためにコメントを書きます。

作品の読み方は、読者に開かれています。

 

投稿作品との向き合い方

投稿された作品の著作権は、作者本人に帰属します。

cotton-story への掲載は、独占掲載ではありません。
作者による他媒体への再投稿、再録、応募等を制限するものではありません。

ただし、cotton-story での掲載が、他媒体・賞・投稿先において「既発表」とみなされる可能性があります。各投稿先の規定は、作者ご自身でご確認ください。

 

運営について

cotton-story は、作家・志方弥公によって運営されています。

小さな物語のなかで、見えない構造が動き出す瞬間を観測すること。
そして、その作品と作者を、できるだけ丁寧に紹介すること。

それが cotton-story の編集方針です。